よく知らんけど、サーバントリーダーシップは企業に必須
フリーランスエンジニアとして、各企業に潜入工作している俺だが、今日は会議中にサーバントリーダーシップという言葉が出てきた。
チームビルディングの手法について熱心に調べているメンバーがいるのだが、その辺りで出てくる単語らしい。
一言でいうと、従者型の導き手。マフィアのボスよりはサッカー部のマネージャーみたいなリーダーが有能って話。
特にこのあたりの知識はないが、朝ベッドでゴロゴロしていたら考えが沸いてしまったので記しておく。
「レンガを積む作業」であれば、命令タイプのリーダーシップが良いのかもしれない。
レンガ1つひとつのサイズは均一である必要があり、レンガとレンガの間の接合部分も均一である必要がある。 乗せる時間、乾かす時間、材質の配合内容も均一が好ましい。
こういったタイプの仕事には、ベテランが指揮をとり、他の者に均一に作業を強制させるという 命令タイプのリーダーシップは相性が良いかもしれない。
しかし、現代において命令タイプのリーダーシップの取り方に価値はあるのだろうか。
レンガの作り方であれば、昔であれば人間は、「知らない者」「Aの手法を知っている者」「Bの手法を知っている者」というようなタイプに分類可能であったと思われ、知らないものはどこかに属する必要性があり、『弟子入り』する必要があった。だが、現代では文化・地域・世代を超えて知識やスキルを文章や写真、動画で共有できるようになり、1人ひとりの知識やスキルをチームで持ち寄って統合する、あるいは競わせるといったことが可能になり、そちらの方が組織の成長が見込まれるように思える。
そして、アイデアと挑戦の重要性もあがっていることはここで説明しなくても良いだろう。壁を超えるためのブレイクスルーや、ライバルに勝つためにはアイデアが必要だ。現代において、仕事の成功率は基本99%に近い。であれば失敗しないためではなく、より良くなるための材料探しを企業は行うべきだろう。
最後に、工業化が進みきったこと。これからはロボット化・AI利用もどんどん進んでいく。もちろんコストの兼ね合いや、短期的にスポットで必要になることはある。しかし、人間に長期的に依頼する必要性は減っていく一方だろう。
格式高いホテルマンではどうか。高級ホテルのリッツ・カールトンでは、10年程も前から各従業員に1日あたり「2000ドルの決裁権」が与えられており、現場での自己判断にて顧客へサービスを行う仕組みが功を制しているという。
規律の求められる軍隊ではどうか。ドローン・ロボット戦争においては、作戦立案と即時の判断が勝敗を分けるだろう。組織で有用なアイデアを活用できるかや、各員の自己判断の質の高さが強さとなりそうだ。
なんだか、命令タイプのリーダーシップというのは古くて弱くて、貧乏になりそうな印象が沸いてきたぞ。
まぁ、大事なことは俺が働き手としてどっちが好きで選ぶかということだ。 命令タイプのリーダーシップについては奴隷制っぽくて嫌だし、ブラック企業の温床になっていると思う。
『弟子入り』には向いているかもしれないが、良い師匠かどうかを判別可能な状況は非常に少ないと思う。
サーバントリーダーシップは、チームのコミュニケーションが活性化され、アイデアが褒められ、知らない文化と出会える。 働いていて楽しい職場だ。
まとめ
建前
- 知識とスキルが多様化したこと
- アイデアと挑戦が必要になったこと
- 工業化(ロボット・AI化)が進んだこと
本音
明るくて楽しそうだから
結論
『サーバントリーダーシップは企業に必須。それが分からないという組織では働かない、他所へ移動する。』 という結論にしたい。(現在、チームビルディングについて全然、知識ないけど)
P.S
企業さんは求人票とかに、我が社はサーバントリーダーシップを大事にしています。とか書いてくれたら人気出ると思う。
会社員さんは「まだ、命令されて消耗しているの?」っていうところ。他社の取り組みを調べて転職を視野に!!今の会社を変えてやるっていうんでもいいんだぞ。新しい取り組みを試さない会社ってヤバくない?